- Q 補聴器を使えば、すぐ元どおり聞こえるようになりますか?
- 聞こえの不自由さに個人差があるように、補聴器を使用した時の効果にも個人差があります。また、聞こえを補う機能にも個人差があります。しかし、大多数のかたに、使用することにより、以前より聞こえがよくなったと喜ばれています。
大切なことは、使用して良いところを見出すことです。
- Q 補聴器は、価格が高いほうが聞こえが良いですか?
- 高いから良く聞こえるというわけではありません。それぞれの聞こえの程度や使用目的に合わせた結果が価格になります。ただ、高価な製品には、より多くの調整機能があり、使用環境が広がるため、ざまざまな場面での対応が可能です。
- Q 購入する時は、自分が行かなければなりませんか?
- できれば家族の方かたとご一緒に、必ずご自分でお店に足を運んで下さい。そして、納得のいくまで、認定補聴器技能者にご相談ください。
難聴の程度や補聴器を使用する目的は一人ひとり異なります。
聞こえをちゃんと合わせるため、必ずご自身がお店に足をお運びください。
- Q 補聴器の種類や値段について知りたいのですが。
- 補聴器には、耳あな型、耳かけ型、ポケット型(箱型)などの種類があります。
それぞれの価格はおよそ、以下のとおりです。
- 耳あな型 :¥70,000~\500,000
- 耳かけ型 :¥50,000~\400,000
- ポケット型:¥30,000~\90,000
詳しくは店頭でご相談ください。
- Q 補聴器を購入する際、なにか支援制度はありますか?
- 健康保険、および生命保険関連での支援制度はありませんが、身体障碍者(聴力障害)手帳所持者のかたは、難聴の程度に応じて補装具費の支給を受けられる公的な福祉制度があります。
具体的な内容は、居住する市区町村の障碍者自立支援法担当窓口にご相談ください。
- Q 補聴器は両耳で使うと良いですか?
- 両耳で使用することにより、装用効果が高まる場合と、逆に少しわずらわしさが増える場合があります。両耳での使用をお考えになる場合は、「補聴器相談医」」にご相談ください。
- Q 補聴器はうるさいですか?
- 聞こえが悪くなると、音の小さい静かな状態に耳が慣れてしまいます。そのため、補聴器の使いはじめはうるさく感じる人は、段階的な調整が必要です。
不快な大きな音は、調節機能で抑制可能です。
- Q 雑音、ノイズがあるとききますが。
- 補聴器は聞きたい音だけを拾うことができず、周囲の騒音もすべて拾います。
ざわついた場所では、人の声と一緒に騒音も多くなります。
最近は、一部の騒音を抑えられる機能を持つ機種もあります。
聞きたい方向の音を、自動的に選べる機能のある補聴器でしたら、より快適に使用できます。
- Q ピーピーという音は止めれますか?
- 使用中に音の漏れがあると、ピーという音(ハウリング)が発生します。最近では、ハウリング軽減機能搭載機種もあります。
使用する時は、補聴器を外耳道に先に装着してからスイッチを入れるようにしてください。
- Q 何年ぐらいつかえますか?寿命はどのくらいですか?
- 耐用年数の目安は、一般的に5年とされていますが、汗をかくことが多いと短期間で故障したり、耳垢が多い方では耳あな型の音の出口がつまりやすかったりと、使い方により大きく異なります。
補聴器の調子が悪い、聞こえにくいと感じたら、早めに専門店にご相談ください。